新築の間取りを考えるとき、
家具や家電は“後で入れるもの”だという前提で進みます。
けれど実際に暮らしてみると、
家具や家電は
間取りの“主役”に変わることがあります。
特に家事動線では
家電の存在感が大きくなりました。
家電は暮らしの時間を短縮し、
余白を作り、
未来の生活を先取りするからです。
家事の中心が“家電”に移る
10年前の家事動線は
“人を中心”に動いていました。
いまは違います。
- 食洗機
- 洗濯乾燥機
- ロボット掃除機
- 自動調理家電
- 大型冷凍庫
- 電子レンジ
- 乾太くん
家事の中心は
作業ではなく
処理になっています。
処理は人より家電が得意です。
家電が動線を短縮する
家電中心の暮らしは
動線が短縮されます。
洗う
→ 乾かす
→ 畳む
→ しまう
この一連の家事が
家電によって
短縮・省略・同時進行になります。
図面では
人が動く前提で間取りが描かれていますが、
暮らしでは
家電が動く前提で動線が決まります。
家電は“時間”を操作する
家電は
時間の順番を変えます。
たとえば
洗濯乾燥機は
洗濯物を夜に回し
朝に終わらせることができます。
自動調理家電は
料理の時間を
“手間”から“放置”に変えます。
ロボット掃除機は
掃除の時間を
家から切り離してくれます。
動線は
距離ではなく
時間に支配されます。
家電は“未来の生活”を先取りする
家電は便利だから買う、
というよりも
未来の暮らしを先取りするために導入される
という方が実感に近いと思います。
老後を考えたとき
- しゃがまない
- 運ばない
- 干さない
- 貼らない
- 掃かない
- 拭かない
は大きな差になります。
未来を考えると
家電の役割はますます大きくなります。
家電は“買い物”にも影響する
家電中心の暮らしは
買い物の仕方も変えます。
- 冷凍食品
- 大容量
- 宅配
- まとめ買い
- 作り置き
- ストック管理
これらはすべて
食品庫だけではなく
冷凍庫や電子レンジや食洗機とも関係しています。
買い物の未来は
冷蔵庫が決めると言われることもあります。
家電は“収納”も変える
新築で収納を作るとき
家具や家電のことは
あまり考えられていません。
けれど暮らしの中では
家電の定位置が
収納を決めます。
- 充電
- コード
- 水
- 湯気
- 排気
- 排水
- 扉
- 動線
- 熱
- 冷
家電は収納に制約を与え
同時に収納を更新します。
家電は“家計”とも関係する
家電は
購入時だけ高いのではなく
- 電気代
- メンテナンス
- 保証
- 更新
- 寿命
という未来のコストを持っています。
しかし
家事の時間を削減することで
仕事・余白・老後に影響する
“見えない利益”もあります。
家電は家計の未来にも関わります。
家電は“老後”と繋がる
未来を想像すると
家電中心の暮らしは合理的です。
家電が担うのは
家事ではなく
物理的な負担です。
老後の暮らしは
身体の負担が
家事の負担を決めます。
家電は老後に近い。
まとめ
家具家電は
面積や間取りではなく
暮らしの未来に合わせて決まります。
家電中心の家は
未来の家事動線が始まっています。
家が暮らしを作るのではなく
暮らしが家を選んでいく。