土間収納は、広ければ安心だと思っていた。
靴も置ける。
外の道具も入る。
備蓄も入る。
「とりあえず広くしておけば困らない」
そう考えていた。
でも暮らしてみると、違った。
収納は広さよりも、“寸法”だった。
我が家の土間収納は、
2000×3500mmほどある。
玄関土間側から入れる入口と、
収納を抜けて廊下へ出られる入口がある、ウォークスルー型。
動線としてはかなり便利だ。
買い物帰りも通り抜けできるし、外用品もすぐ片付く。
でも住んでから分かった。
使いやすさを左右するのは、
「面積」ではなく「奥行き」だった。
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奥行850mmの棚は“たくさん入る”けど使いにくい
我が家の土間収納には、奥行約850mmの固定棚がある。
押入れの布団棚のような形で、
オープン棚が2段。
さらに玄関正面には、靴用の可動棚もある。
図面を見たときは、
「かなり収納できそう」
そう思っていた。
実際、物量だけならかなり入る。
でも暮らしてみると、
奥行850mmは
“入る”けれど“取り出しにくい”。
収納は容量だけでは完成しなかった。
大事なのは、
どれだけラクにアクセスできるかだった。
土間収納に入れたくなる物は、想像より大きい
実際に困ったのは、庭用品だった。
- 草刈り機
- ブロワー
- 芝刈り機
- ホース類
- 肥料や芝生用品
どれも大きく、形が不揃いで、きれいに収まらない。
さらに暮らし始めると、
- 園芸用品
- 掃除道具
- 洗車グッズ
なども少しずつ増えていく。
家づくり中は、
「何を収納するか」を想像しているつもりでも、
実際の暮らしで増える物までは読み切れない。
土間収納は、住んでから性格が変わる場所だった。
土間収納は“外収納”ではなく家の倉庫になる
我が家の土間収納には、庭用品以外にも色々入っている。
- ふるさと納税のティッシュ・トイレットペーパー
- 水4ケース
- 猫砂や犬猫トイレ用品のストック
- 猫キャリー×2
- 犬のクレート
- クリスマスツリー
気づくと、
「とりあえずここに置く」
が集まる場所になる。
つまり土間収納は、
外用品収納というより
家全体の倉庫になっていく。
だからこそ、
“たくさん入る”だけでは足りなかった。
奥行きが深い収納は、奥が死蔵化しやすい
今は空いたスペースに、
- スチールラック
- 引き出し収納
- ボックス収納
などを追加して使っている。
でも奥の固定棚は、どうしても使いづらい。
奥まで手を伸ばす必要がある。
奥に置いたものが見えない。
結局、
「とりあえず置く場所」
になりやすい。
奥行きの深い収納は、
気づくと“死蔵スペース”になっていく。
解決策は「収納を浅く使う」だった
今考えているのは、
- 奥 → 使用頻度が低い物
- 手前 → 毎日使う物
で分ける使い方だ。
固定棚の高さは1段目でも約700mmあり、
棚上に引き出しを作るには微妙に使いづらい。
だから今の我が家には、
「置くだけで整理できる収納」が合っている。
例えば、
折りたたみコンテナような箱収納。
奥行きが深い棚は、
「収納家具を増やす」より
“箱で区切る”ほうが使いやすかった。
奥行きのある棚でも、
必要なものが正面から取り出せる。
手前に空間は余ってしまうが、荷物の仮置きや、コンテナごと手前に出すときには便利だった。
収納は造作で完成するのではなく、
住んでから道具で整えていくものだった。
クリスマスツリーは「分解しない収納」が最強だった
和室には、軸回し扉付きの仏間を作った。
約5年間は仏壇がなかったのでそこにクリスマスツリーを、
飾った状態のまま収納していた。
これが本当にラクだった。
分解しない。
箱に戻さない。
そのまま出して、そのまま戻す。
今は仏壇が入ったのでできなくなったけれど、
季節用品は、
「コンパクト収納」より
そのまま収納できる強さがある。
これは住んでからかなり実感している。
土間収納は“広さ”より“奥行き設計”が重要だった
土間収納は、広ければ正解ではなかった。
奥行850mmは、押入れ級。
確かにたくさん入る。
でも、取り出しやすさとは別だった。
暮らしてから増える物は想像以上に多い。
だからこそ土間収納は、
- 奥行きを深くしすぎない
- 手前を使いやすくする
- 箱収納で区切る
- 使用頻度でゾーニングする
こういう視点が大切だった。
収納は、
「面積」より「使いやすい寸法」で決まる。
家は建てて終わりではなく、
収納もまた、
暮らしながら整っていく。